Manuel Göttsching
[末尾]


Concert for Murnau (2005)

MG.ARTからリリースされたクリスマス3部作の2枚目。 2003年10月31日から11月1日にかけての、Brunswick film festival公演を収録した作品で、 F.W. Murnauの無声映画"Schloss Vogelod/Haunted Castle" (1921年作品)を題材にしている。 小編成のブラス・ストリングス隊と共演し、室内楽的、クラシカルなアンビエントになっている。 ミックスの関係で、ライブ盤らしい臨場感は感じられない。

MG.ART 302 - total time : 55.37


  1. Overtüre 2:51
  2. The Party 9:53
  3. Auf zur Jagd 5:21
  4. Der Abend 4:28
  5. Die Beichte 3:04
  6. Double Or Quits 2:10
  7. High Noon 8:47
  8. Accused 3:04
  9. Saint And Sinner 9:48
  10. Demaskierung 3:39
  11. Leitmotiv 2:17
  12. Zirkus 0:37

ストリングスとホーン中心の室内楽的短編と、リズムトラックのある比較的長尺の3曲(#2,#7,#9)で構成される。 #2,#7,#9がアルバムの山場になっていることは間違いないだろう。

#1はホーンが牧歌的に鳴り響くイントロダクション。 #2は本作のハイライトというべき秀逸なトラック。 ミディアムテンポのシンセベース・シーケンスに、シンセ、ストリングス、ホーンのアンサンブルが次々に出入りする。 どのパートも叙情的なフレーズで、Peter Baumann在籍時のtangerine Dreamと少しだけ共通する雰囲気がある。 #3はヴァイオリンによる主旋律が秀逸。 クラシックのスタンダードナンバーっぽい曲。

#7はWalkin' The Desert / Fourth Movement : Twelve Samples を鈍重にしたような感じか。 その他レビュー予定。

Die Mulde、本作、E2-E4 Liveの3枚のうち、本作は地味で話題に上りにくいが、 店頭で見かけると、ついついまとめて大人買いしてしまうものである。 もちろん、間違っても「買って損する」ようなことは絶対にないので、確実に押さえておきたい作品だ。 全体を通して、Philip Glassの大人し目のアルバム(サントラなど)に近いかもしれない。


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