Join Inn (1973)

Ash Ra Tempel
Jacket back Jacket sample
(Spalax 14246)

記事先頭 作品紹介 収録曲目 曲目紹介 音質評価 ジャケット

作品紹介

ファースト・アルバム制作後にグループを去ったクラウス・シュルツェが一時的ながら復帰し、オリジナルメンバーに、ゲッチングの恋人だったロジを加えてレコーディングされたのが、本作である。アルバム構成は、ファースト・アルバムの再来を思わせるもので、前半はフリーなロック・インプロビゼーション、後半はノンビートで静かなアンビエントになっている。ただし、緊張感はファーストに及ばず、全般にリラックスした印象だ。

本作のリリース後、ハルムート・エンケは過剰なドラッグ摂取がたたって再起不能になり、シュルツェも脱退。アシュ・ラ・テンペルは事実上、マニュエル・ゲッチングの個人プロジェクトへと移行する。シュルツェを含むセッションは、The Cosmic Jokers に引き継がれるが、こちらは明るく、あっけらかんとしており、Ash Ra Tempel とは表裏一体の存在だったようだ。

Hartmut Enke : bass
Manuel Göttsching : gitarre
Rosi : stimme
Klaus Schulze : schlagzeug, orgel, synthi a

アシュラ・テンペルの1970年代の作品は、キングレコードより「ジャーマン・グルーヴ・コレクション」として国内盤CDでリリースされましたが、何故かこの「Join Inn」だけが漏れています。

記事先頭 作品紹介 収録曲目 曲目紹介 音質評価 ジャケット

収録曲目

Track Time Title
1 19:14 Freak 'n' Roll
2 24:13 Jenseits
Total 43:27

記事先頭 作品紹介 収録曲目 曲目紹介 音質評価 ジャケット

曲目紹介

Freak 'n' Roll(奇人とユラユラ)
フェイド・インで始まる、うねるようなベースと激しいドラムス、ギターのアドリブ、シンセの効果音が全編に渡って続く、まさに「フリーなロック・インプロビゼーション」。独特の音のコモり具合が、心地よい眠りへと誘います。
Jenseits(来世)
こちらは静のサイドで、もの悲しいオルガン系サウンドが中心です。あるいは、ストリングス(Cello)を模したエレクトリック・ギターのようにも聞こえます。時折、Rosiによるドイツ語のナレーションが、つぶやくような感じで入ります。

記事先頭 作品紹介 収録曲目 曲目紹介 音質評価 ジャケット

音質評価

Freak 'n' Rollの音のコモり具合は「古さ」を直感してしまうので、ファン以外の方には、あまりお薦めできない。また時々、クリック音のような「プツッ」というノイズが入るが、アナログ起こしではなさそうだ。動的なFreak 'n' Rollではあまり目立たないが、静かなJenseitsでは、やや気になってしまう。

記事先頭 作品紹介 収録曲目 曲目紹介 音質評価 ジャケット

ジャケットについて

メンバーのポートレイトを掲載した、特別に見所のある物ではないが、シュルツェが美男子(しかし、卒業写真の「別枠」みたいな扱い)。それ以上に、ロジが妙に野暮ったい。その辺は、次回作と比べてみましょう。


Join Inn
<−前へ.. Jacket back Jacket sample ..次へ−>

EXIT